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2019年度の研修会方針 症例検討とは?

執筆者の写真: HigeHige

3月17日の症例検討会参加者 昼食を取りながらディスカッションに花が咲く!

2019年度は、今まで以上に臨床に即した内容で研修会を運営していきます。

今回は、「両国」のスタジオで行う「症例検討会」について、その中身を少しだけ解説しますね。


今年度も、基本的には「片麻痺者」のリハビリテーションサービスについて考えます。

実際に、患者さんのビデオを見たり、患者さんにおいでいただき、現象の「分析」、なぜその現象が起こっているのか「解釈」して、「問題点」をあぶりだし、「解決策」をみんなでディスカッションするスタイルです。



一般的な知識、解剖・運動学・神経生理学の基礎ももちろん整理してそれを元に現象を理解しようと努めますが、皆さんの臨床で出会う患者さんは千差万別。「年齢」も「性別」も「生活背景」も「生育歴」も違う方々です。

大切にしたいのは、「個別性」です。

今目の前にいる方をどのように理解して、何を解決し、その方の生活に根ざした機能を再獲得するために、私たちに何ができるのかを追求します。


一連の流れの中で、それぞれの実力に応じた知識をファシリテートすることが講師の役目。

実際に、研修会に参加すると「解剖の本を見て確認したくなったり」、「深く考えること」を促されるので、大変だけど「面白いです!」と参加者には好評ですよ!



「症例検討会」では、講義らしい講義はしません。その代わり、テーマに沿った解剖・運動学、考察を進めるにあたり必要と思われる神経生理学の基礎知識を「こんなふうに考えてみたら、症例の現象を読み解けるのではないか」という観点で伝えます。

もちろん、ざっくばらんに飲み物飲んだり、なにかつまんで食べたりしながらフリートークの時間を設けます。

型にはまった講義ではない分、参加者の皆さんが日頃何気なく使っている知識や言葉、考え方を「ああ、こんなふうに臨床的に活用するのか」ということが理解できます。


5月19日の会では、午前中に硬さが目立つ症例を、午後には緊張が低い症例に来ていただく予定にしております。

急性期、回復期、維持期それぞれで、「片麻痺」という障害を負った方をどのような視点で理解し、具体的に何を目標にどのような介入で何を解決するのか。

そんな、ことを理解する一日にしたいと思っております。


「症例検討会」は、10名限定です。少人数だからこそ出来る深いディスカッションと患者さんの反応を直に確認できる機会です。


参加お申し込みは、このホームページの「お申し込み」からどうぞ。

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