先日、1月20日の研修会「高次脳機能障害 各論編」を振り返ります。
一日という長い時間があると、どうしても「あれも話したい、これも伝えたい、こんな本を紹介したい」という気持ちになってしまい、本当に伝いたい中身が薄まってしまったのではないかな、と考えてこんなビデオを作てみました。
高次脳機能障害の、例えば、「車椅子のブレーキをかけ忘れる」方や「フットレストから足を下ろさずに立ち上がろうとしてしまう」方、「右側ばかりに注意が向いたり、視野に何かが現れると飛びついてしまい、課題に集中できない」方など、臨床では様々な症状に出会います。
この、症状を「診断名」や「障害名」で、判断するのではなく、「高次脳機能障害を有していても、仮に100%よくならなくても」私たちに何か出来ることはないか、そんな風に考えたいと思います。
その為に、役に立つ知識が、「中枢神経系の神経活動はループしている」という点と「機能不全」という考え方、それを解決する「トーヌス」を変化させる手段について、研修会では触れました。
患者さん方が、できるだけより良い状態で日常生活に戻るお手伝いをする上で、高次脳機能障害をかかえた方をどのような視点で理解するか、そこが肝心だと思います。
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